【UberEats】「配達員によるキャンセルが急増」との声に対する疑問と考察
こんにちは、UberEats配達員です。今回は、特定の記事で「配達員によるキャンセルが急増」との主張が取り上げられていましたが、一部内容が誤解を招きかねないと感じたため、
配達員目線で補足と考察をまとめました。記事はこちらです。
参考記事: Uber Eatsで配達員による「キャンセル」が急増!購入金額だけ請求されるおそれ
また一部を除いては「サポートにの問い合わせ方法」「キャンセルされない為の対策」などわかりやすく解説しています。
目次
- 配達員の一方的なキャンセルが「急増している」という点
- タイマーが12分であるにもかかわらず「6分でキャンセルされた」という点
- タイマー発動の条件
- 配達員、運営の課題
1. 配達員の一方的なキャンセルが「急増している」という点
指摘内容
この記事による「配達員によるキャンセルが急増している」という主張には、具体的なデータや信頼性のある根拠が示されていません。サービス開始当初は不正が多かった可能性がありますが、現在では運営による規制強化で不正キャンセルは大幅に減少しています。この記事の記述は筆者の主観や個人的な体験に基づいているため、冷静な議論に必要な統計的データが不足している点が懸念されます。
2. タイマーが12分であるにもかかわらず「6分でキャンセルされた」という点
タイマーの仕組み上、配達員が到着してから12分間は注文者の応答を待つ仕様であり、6分でキャンセルされるのはシステム的に矛盾があります。
可能性として考えられる点
- 実際にはアプリ内で12分以前に通知やチャットが行われて、6分が経過したあたりで電話がかかった可能性。
- アプリに不具合が生じて正常に動作していなかった。
電話をかけているのに繋がらないという事が多々あります。
それにより6分という短い時間でキャンセルが発生した可能性。
3. タイマー発動の条件
タイマーはピン付近で配達員がメッセージを送るなど何かしらのアクションを起こさなければ作動しないようになっています。
4. 配達員、運営の課題
配達員が電話を2コールのみである事は問題があります。また事前にメッセージを送っていたのかどうかも不明です。配達員は十分な連絡をとる必要があると考えられます。
ちなみに現在では一度のみの電話連絡では不十分であると改正されています。ただ二回以上電話を強制させるわけではないので注意してください。それは一部の配達員のみがこのルールを認知している程度です。
本来であればUberEats運営はこのことを周知すべき義務があるとも言えます。
結論
今回のキャンセル問題には、利用客、配達員、そしてUberEats運営の三者それぞれに改善の余地があります。配達員による不正キャンセルが急増しているとの主張には統計的な裏付けがなく、誤解を招く恐れがあります。また、タイマーやキャンセルプロセスに関する情報が不十分であることが、配達員への偏見を助長している点も懸念されます。
一方で、配達員側の連絡不足や利用者とのコミュニケーションの課題も無視できません。これらの問題を解決するためには、運営が配達員や利用者双方に対してシステムの仕組みを周知し、トラブルを防ぐ仕組みを強化することが求められます。